ギンギラパラダイス

ギンギラパラダイス

GINGIRA PARADISE

1995年にパチンコホールに初登場した『ギンギラパラダイス』は、海物語シリーズのルーツとされる名機です。この潜水艦窓から見た海中をモチーフにしたパチンコ機では、液晶画面で魚たちが活発に泳ぎ回る魅力的な演出が特徴です。海物語シリーズでおなじみの「2つ4図柄(サメ図柄)が存在」「変動中のBGM」などは、すでにこの『ギンギラパラダイス』に存在。この時点で「海物語」シリーズの原型が完成していました。そのゲーム性と美麗な液晶により、『ギンギラパラダイス』は瞬く間に大人気マシンとなり、「CR海物語」に進化していきました。

攻略情報

『ギンギラパラダイス』の攻略情報です。

動画

YouTubeで配信している『ギンギラパラダイス』の動画です。

機種スペック

『ギンギラパラダイス』はパチンコホールに1995年に登場し、海物語シリーズの起源ともいえる存在です。そのゲーム性や美麗な液晶ディスプレーは、一世を風靡し、急速に人気を博しました。この機種は、潜水艦の窓から見た海底の風景を模した液晶画面を特徴とし、画面内には多くの魚が泳ぎ回っています。時代の主流となっていた『CR大工の源さん』の確変割合1/3、2回ループと同等の爆発力を持つ、権利物という形式でリリースされました。その人気を受けて『CR海物語』が生まれ、パチンコとして欠かせない超人気シリーズへと発展しました。初代の『ギンギラパラダイス』にはスペックの異なる4つのバリエーションがあり、それぞれが1995年5月から6月にかけて発売されました。その4つの機種はすべて大ヒットとなりました。この4つのバージョンには、CR版権利モノの「CRギンギラパラダイス」、3回ワンセットの権利物で現金機の「ギンギラパラダイスV」、同じく3回ワンセットの権利物で現金機の「ギンギラパラダイス」、2回ワンセットの権利物で現金機の「ギンギラパラダイス2」があります。

特徴

『ギンギラパラダイス』は1995年に三洋物産から発売され、現在の「海物語」シリーズの源流とも言えるパチンコ機です。その名の通り「ギンギラ」に輝く「パラダイス」の如く、その当時からプレーヤーの心をつかみ、パチンコホール全体を席巻しました。

ゲームフロー

最初に、遊技球がヘソの位置にある作動ゲートを通過すると液晶画面のデジタルが始動し、上段から順に図柄の変動が停止します。その後、遊技球は左下のゲート救出口から出て、その下にある普通入賞口に向かいます。ここに入賞すると賞球が得られます。次に、液晶画面で図柄が揃って大当たりすると、作動ゲートの下にある普通電動役物が一定時間開放され、入賞した遊技球がひとつだけ停留します。その後、停留装置が移動して遊技球が解除され、出玉を得る権利が発生します。これにより、遊技球はVゾーンを通過し、特別電動役物に入賞すれば出玉を得ることができます。

海をモチーフにする発想は名古屋の地下街で生まれた

「ギンギラパラダイス」は名古屋の地下街で熱帯魚の水槽を観察していた開発者の発想から生まれました。このアイデアは、ホールの雑踏の中でプレーヤーが遊技に集中できるように、潜水艦の窓から見た海中の世界観を採用し、液晶画面の中を魚たちが泳ぎ回るデザインです。それはまるで海中のパラダイスを覗き込むかのような感覚を生み出し、遊戯者を一瞬でゲームの世界に引き込みました。海と魚をモチーフに採用し、その発想から「魚群」の予告演出が誕生し、それはプレーヤーの期待感を高めるだけでなく、視覚的な美しさによってもプレーヤーを魅了しました。

リーチラインは5ライン!

図柄の停止位置によって全部で5つのリーチラインが発生します。これにより当たりやすいのではないかという期待感が高まりました。リーチラインは左縦・中央縦・右縦・右下がり・左下がりです。

図柄がキャラクター

図柄については、『ギンギラパラダイス』は10種類の図柄が存在します。それぞれタコ、ハリセンボン、カメ、サメ、エビ、アンコウ、ジュゴン、エンゼルフィッシュ、カニ、カサゴとなっています。特に10図柄のカサゴは、『ギンギラパラダイス』のみに存在し、後継機種の『CRギンギラパラダイス』では、中段のみ4図柄のサメが2カ所存在するため、大当たりの組み合わせは全50通りとなります。この配列が後の海物語シリーズに引き継がれることとなりました。

背景

プレー中の背景は、色調から若干深い海底だと思われます。海底には岩礁や珊瑚、ヒトデが描かれています。

演出

ギンギラパラダイスの予告・リーチ・大当たりアクション、図柄揃い後の大当たり演出についてまとめました。

予告アクション

リーチアクション

大当たりアクション

大当たり演出

ギンギラパラダイスで同一図柄が3つ揃うと大当たりラウンドがスタートします。1ラウンド毎に、ギンギラパラダイスに登場する図柄たちの様々なエピソードを描いた演出です。例えば、ジュゴンの群れが横切るエピソードでは、泳ぎ疲れたジュゴンが一息つくシーンであったり、カメが数珠つなぎで泳いだり(後の海物語シリーズではお馴染みのシーンとなりました。)、変動中には登場しないチョウチョウウオが海底を往来するシーン等が用意されています。

大当たりラウンド中に表示される記号はなに?

大当たりラウンド中の液晶画面の上部右側に大当たりの度に記号のようなパネルが表示されます。これは大当たりした時のリーチラインです。当時、ギンギラパラダイスシリーズのウリとして、複数のリーチラインで大当たりすることが訴求されていたため、実際のプレイ画面でも大当たりした時のリーチラインが赤線で表示されました。例えば、画面の左下から右上にかけての斜めリーチラインで大当たりした場合には、大当たりラウンド中のパネルでも大当たりした時と同様に左下から右上にかけてのリーチラインが赤色で表示されます。

キャラクター

ギンギラパラダイスにはマリンとサムが登場します。

アプリ

ギンギラパラダイスのスマートフォンアプリやコンシューマゲームなどデジタルコンテンツについてまとめました。

評価

パチンコ『ギンギラパラダイス』についてのプレーヤーの評価は、一部の人々から熱烈な支持を得ている一方で、一部の人々からは懐古の感情や現代のゲームとの比較からくる違和感を感じる意見も見られます。

多くのプレーヤーは、このゲームのユニークなビジュアル表現、特に海と魚をテーマにした液晶画面の表現について賛辞を述べています。また、その高い大当たり確率とそれに伴う大量の出玉を獲得できることも魅力的な要素として挙げられています。特に「貝パクパク」の演出や「魚群」の予告演出は、ゲームの楽しみ方を大いに増しているようです。しかし、反対に現代のパチンコ規則に適合しない部分や、古いゲームシステムに慣れていないプレーヤーからは、その特性が理解しづらいという意見も見られます。特に、新しい「海物語」シリーズと比較すると、「ギンギラパラダイス」はそのシンプルさからくる爽快感が失われていると感じる人もいます。また、一部のプレーヤーは、「ギンギラパラダイス」のリーチ演出について混乱を感じているようです。「ノーマルはたまにしか当らない」「泡リーチは弱い」など、演出と大当たりの関係について理解が難しいとの意見が見受けられます。

総合的に見ると、「ギンギラパラダイス」はその独自のビジュアルと高い大当たり確率によって、一部のプレーヤーから熱烈な支持を得ています。しかし、現代のゲームと比較すると、その特性やゲームシステムが理解しづらいと感じるプレーヤーもいます。これらを踏まえると、「ギンギラパラダイス」は古いゲームシステムに慣れているプレーヤーや、独自のビジュアルとシンプルなゲーム性を求めるプレーヤーにおすすめです。

分析の元データは、インターネット上の書き込み情報などを可能な限り収集。相当量の情報を元に解析を実施しています。